リタイアして6か月目をむかえ、何がよかったかと考えることがあります。
いろいろありますが、一番は、言いたいことが言えるようになったということだと思います。
仕事をしているときは、上司の命令であれば、納得できなくても、職務上せざるを得ませんでした。
尊敬できる上司だったら、多少納得できなくても従うのは、いやではありません。
でも中には、人間的にいやな上司もいます。
そういうときは、従うのは自分の本来の姿ではないとは、思いつつも仕事だと考え、従ってきました。
言いたいことも言えませんでした。
逆もあったでしょう。
自分の部下もそう思っていたにちがいありません。
それに職場以外でもいろいろ我慢していたような気がします。
リタイアしました。
何が変わったかといえば、自由に言えるようになったことです。
何かから解放された気がします。
納得できないことに対して、従う必要がなくなったのです。
先日、英語のサークルで納得できないことをいうベテランのメンバーがいました。
反論してしまいました。
そのメンバーは、英語もでき、サークルの中でも有力な人なので、他のメンバーも黙って言うことを聞くことが多いようです。
日ごろから、何かそのことが引っかかっていて、それでそしがやは、とっさに反論していました。
仕事をしているころだったら、反論することはなかったでしょう。
納得できなくても、まずその場を無難に収めることが大切だと考えていたからです。
リタイア前だったら、考えられないことです。
そのころは、自分を抑えていたんでしょうね。
職場の上司に対しては、イエスマンだったのですから。
それに仕事以外の場面でも自分を抑えていた気がします。
反論したあとは、当然ながら、そのメンバーとは、気まずくなりました。
でも仕事ではないのです。
そのサークルには、ずっと行くつもりですが、そのメンバーと無理に付き合わなければいいだけです。
言いたいことを言ったあと、何か胸につかえていたものがスーと消えました。
リタイアしてよかったとしみじみ思いました。
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