そしがやが参加している小説教室では、二次会として近くの居酒屋で飲み会をやっています。
毎回ではないのですが、ときどきその二次会にも参加しています。
教室の受講生にはいろんな人がいるので、面白い話が聞けるのが、楽しみです。
先日、こんな話を聞きました。
誰でも知っている有名な話かもしれませんが、そしがやは知らないものでした。
隣の席になった、ある受講生が言いました。
映画の「猿の惑星」の猿のモデルは、日本人だというのです。
そしがやは、チャールトン・ヘストンが主演した映画をテレビで何度か見ました。
何度もテレビで放映されています。
その後、リメイクされたものもありますが、その中では、「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」を劇場で見ています。
猿たちが知性を持つきっかけを描いたストーリーでした。
その受講生によると、映画の原作は、フランス人のピエール・ブールですが、第二次世界大戦中に当時のフランス領インドシナ(今のベトナム、カンボディア、ラオス)にいたときに、進駐していた日本軍の捕虜になったというのです。
それまでは、現地人を使役していたのに、今度は、逆に日本人から使役されたようです。
そのときの経験が元になって、あの「猿の惑星」は書かれたというのです。
なるほどと思いました。
今までと逆転した経験が「猿の惑星」の基になったというのは、結構説得力のある説です。
確かに今まで、劣等だと思っていた黄色人種が主人のようになり、高等だと思っていた白色人種が奴隷のようになったのですから、「猿の惑星」の作家にとってもインパクトあったでしょう。
家に戻ってからほんとうかどうか、ウィキペディアで調べてみました。
第二次世界大戦当時、ブールが仏領インドシナにて有色人種の現地人を使役していたところ、同じ有色人種である日本人の軍の捕虜となり、1年半の収容所生活を送ったという「立場の逆転」した苦い経験を基に描かれたとされる。しかし、実際にはブールを捕虜にしたのはヴィシー政権下のフランス軍であり、日本軍を猿に見立てて小説を書いたという説について、ブール本人が言及したことは一切無いため、この説には証拠となるものが無く、あくまで噂の範囲内である。
噂のようです。
ですが、当時のインドシナを占領した黄色人種である日本軍を見て、ヒントを得たことは、間違いないような気がします。
面白い話だと思いました。
飲み会には、いろんな話があります。
愚痴や人の悪口といった、つまらないものもありますが、こんな面白い話も転がっているときもあるものです。
飲み会といって、馬鹿にしちゃいけないですね。
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