日経の電子版を読んでいたら、次のような記事がありました。
内容をちょっと紹介すると、
若者の3割「できれば働きたくない」 電通調べ
若者の3割が「できれば働きたくない」と考えていることが電通の仕事に関する意識調査で分かった。7割が働く目的を「安定した収入のため」と答えており、仕事を生活のためと割り切る傾向が鮮明になっている。週3日以上働いている18~29歳の男女計3000人を対象に、今年3月にインターネットで調査した。「働くのは当たり前」という回答が39%だったのに対して、「できれば働きたくない」も29%に達した。
この記事を読んだときは、3割も働きたくないのか、と思っただけです。
残りの7割については何も考えることはありませんでした。
そうしたら、blogosに関連の記事が流れていました。
視点がまったく違っていたので、おやっと思いました。
ちょっと紹介してみましょう。
若者の3割「働きたくない」の調査結果に「7割も働きたい人がいるのか」と驚きの声
(中略)
「たった3割とか若者の意識高すぎる。絶対に働きたくないでござる」
「7割も働きたい人がいるのか。なんて恐ろしい世の中だ」
「何でそんなに働きたがるんだ…」
まったく反対の視点で論じていました。
これだけを見た読者は、若者は、7割も働きたいのかと思います。
二つの違う視点の記事を見て、やっとこの電通の調査の意味を自分なりに理解できるでしょう。
そしがやは、二つの相反する視点の記事を読むことができてよかったと感じました。
ですが、現実に流れている記事は、どちらかの一方の視点に固まったものだけがほとんどでしょう。
同じ統計を見ても、違う視点もあることをわかった上でニュースを読みたいと感じました。