昨日の大学の「経済と金融」の授業では、新国立競技場のことが話題になりました。
先生が受講生に自由に意見を述べる時間を設けてくれたのですが、そのときに新国立競技場を2650億円で建設することへの反対意見が出ました。
7月7日の日本スポーツ振興センターの有識者会議で決定されたことに対しての異議でした。
当初の金額よりも約900億も増えたことに納得ができないし、国立競技場は、新たに建設するのではなく、既存の競技場の改修でよかったのではないかとの意見です。2650億のお金を使うなら、東北の震災の復興に使う方がいいというものです。
といっても、既存の国立競技場は、もう取り壊されています。
その後他の受講生からもいろいろな意見が出ていました。
国際公約だから建設するしかないとの賛成の意見もありましたが、反対の意見がほとんどでした。
そしがやが感じたのは、この新国立競技場が決まった経過が不透明だということです。
それに責任が誰にあるのか、不明です。
イラク人のハディド氏のデザインに決まったのですが、これに決定した経過がよくわかりません。
この計画は、有名な建築家の安藤忠雄氏が審査委員長を務めた審査委員会が最優秀作としたものです。
ですが、建設を決めた有識者会議には、安藤氏は欠席しました。
決定した責任者としては、この会議に出席して、デザインを決めた経過を説明してほしかったです。
2019年には、完成予定ですが、2650億で本当にできるのか、心配です。
もっとかかるのではないでしょうか。
それにオリンピックが終わったあとのメンテナンスにもかなり費用が必要になるようです。
無用の長物にならないといいです。
この新国立競技場の建設の経過のニュースを新聞やテレビのニュースで読んだり見たりしていると、何か戦前の戦艦大和を思い出しました。
旧海軍が巨額の費用をかけて建造した戦艦大和は、出来上がったときには、すっかり時代遅れのものになっていたというものです。
2020年の東京オリンピックには、ボランティアとして積極的に関わっていきたいと考えている、そしがやとしては、新国立競技場が国民が納得できるように完成することを願っています。
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