トヨタの新型株のアナウンスあってから、ほかのニュースを見ていましたが、ヤフーニュースに以下のような記事が掲載されました。
>株と債券のいいとこ取りをした商品
種類株とは、普通株と異なる権利を有する株式のことを指します。今回発行されるAA型種類株式は、非上場で、5年間は譲渡や換金ができないという制限がありますが、5年を過ぎた時点で、普通株に転換するか、トヨタに発行価格での買い取りを請求するのか、あるいはそのまま保有するのか選択することができます。
配当も支払われますが、初年度は0.5%と低く抑えられており、翌年度以降5年目まで0.5%ずつ 段階的に増加していく仕組みです。もし5年後にトヨタ株が値上がりしていれば、値上がり益を享受できますし、値下がりしていた場合でも、トヨタが買い取ってくれます。5年後にトヨタが経営危機となっている可能性はゼロに近いので、実質的に元本保証された商品と考えてよいでしょう。まさに、株と債券のいいとこ取りをした商品ということになります。
値上がり益を享受できるといっても、発行価格は普通株の価格よりも高く設定される予定ですから、普通株ほどのキャピタルゲインを得ることはできません。また5年後以降の金利についても、市場動向次第では有利になるか不利になるかは分かりません。
.
ここまでは、もうすでに紹介されたところです。
さて、そのリスクです。
>最大のリスクは流動性
最大のリスクはやはり流動性でしょう。5年間は換金ができないというのは、機関投資家にとっては致命的ですので、投資対象にはならないと考えられます。トヨタ自身も個人投資家向けと説明していますので、資金的に余裕があり、5年間、出資金が自由にならなくてもよいという個人が主な対象者ということになります。
やはりここでしょうね。
5年間売買できないという点です。
ですが、この点は、この記事にも載っているように大多数の個人投資家にとっては、気にならないような気がします。
5年間平均で1.5%の金利が確保されるというのであれば、預金に預けている投資家にとっては、魅力的だと思います。
それに5年目以降は、2.5%の利回りが保障されるわけです。
日本は、成熟した先進国で新興国ではないので、もう高金利はないでしょう。
低金利が続くと思われます。
そんな中でいえば、元本を保証された、5年間平均1.5%、5年目以降の2.5%はかなり買いでしょう。
そしがやとしては、ほかの企業も同じような商品を発売するのを期待しています。
参考記事